日々風船

風船のように浮き沈みする日々を綴ります。エッセイ風にできたらいいな。

虹がかかる

突然だが、子供を授かることができた。

約3ヶ月前の記事の答え合わせの子である。
正直、この妊活で上手くいかなければしばらく妊活から距離を置こうとひっそり決めていた。これはネガティブな決意ではなかった。

我々の妊活は人工受精や体外受精までは行っておらず、不妊治療とは言えないようなものであり生ぬるいと思う人もいるだろう。参考になるかどうかは分からないが、吐き出しも含めて辛いポイント、立ち直りポイントを書いていこうと思う。

まず、恋人期間を含めて長く付き合ってきた我々の性交為は盛り上がるものではなくなっていた。ましてや妊活の性交為の期間はシビアであり気分とは関係のないものだ。夫に非はないが、屈辱的な気分になることも多く、避妊しなくたって全然できねーじゃねーか!と何処にぶつけたらいいか分からない怒りを感じていた。

男性は知らないかもしれないが、生理は突然来るものではない。大体、1週間くらい前からお腹の痛みや食欲増減など様々な症状が起こる。その症状は妊娠初期症状として紹介されているものととても似ている。これは、あてはまるのではと期待に揺れてしまう。
茶色いおりものが少しではじめるとほぼ100%ダメなんだけれど、これは着床出血であってほしいと願う。期待しすぎてはダメだと思っても期待してしまう。
心身ともに振り回されるのでダメージは大きい。

ほぼ1ヶ月かけて妊娠の有無を考えてダメだったダメージは夫には上手く伝わらなかった。
生理が来た日は一人で9%ストロング缶の大きいやつをあけた。安心してお酒を飲んでいい特権を得たと思う以外に良いことはなかった。

医療職に務め、女性の生殖の限界を知っている私とそうでない夫の足並みを揃えることの困難にも辟易し、ぶつかることもあった。夫には私が一人で空回りして焦っているようにしか見えていなかった。客観的にみたらきっとそうだったんだろう。反省した。
からしたら、空回りに巻き込まれて戸惑い困っていたに違いない。

ぶつかったことは間違いではなかった。根本的に夫と私の妊活についての温度差は埋められないのだと思った。うまくいえないが、ネガティブな意味じゃない、体感できないんだから仕方ない、私がどうするか決めていいんじゃないか。すっと何か府に落ちた感じがした。

家を買うときに二人でも生きていけると思ったこと、心身で受け止める負担から離れて楽になろうと思ったことが上記の決意に繋がった。

でも、授かることができた。
ある日突然報われることがあるんだなと思った。